臥龍健(がりゅう けん)のおすすめ書籍紹介

年間200冊の本を読む臥龍健が、厳選したオススメの一冊をご紹介します。

第15回おすすめ書籍発表!渋沢栄一氏著 道添進氏編役「論語と算盤 モラルと起業家精神」

みなさんこんにちは。

 

臥龍健(がりゅうけん)です。

 

このブログでは毎回、年間に読む200冊の本の中からオススメの書籍をご紹介していきます。

 

今回も素晴らしい一冊をご用意致しました。

 

それがこちら。

 

渋沢栄一氏著、道添進氏編訳

論語と算盤 モラルと起業家精神

です。

 

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この本は1916年に初版が発行された「論語と算盤」を

 

道添氏が編訳し、現代を生きる我々が読みやすいように噛み砕いた一冊になります。

 

渋沢栄一氏は実業家、慈善家で1840年に埼玉県で生まれました。

 

江戸時代末期に当時の農民という身分から武士に取り上げられ

 

明治政府では井上馨のもとで財政政策を行います。

 

その後実業家に転じた渋沢氏は第一国立銀行などの数多くの企業の経営に携わり

 

さらに様々な大学の創設にも関わります。

 

それらの数多くの功績を持って「日本資本主義の父」という異名で親しまれ

 

2024年に発行される新紙幣の1万円札の顔にもなります。

 

本書の構成は3部に分かれており、その中に複数の章、節が組み合わさって成り立っています。

 

原著である1916年に発行された初版から、様々な人物が現代語訳を試みていますが、

 

本書はその中でも比較的読みやすい作りになっています。

 

なので渋沢栄一について深く知りたい、

 

論語と算盤」という本があるのは知っていたけれど難しそうで手が伸びない

 

という人に向いていると思います。

 

少しずつでも噛み砕いて一度ならず二度三度と読んでいけば

 

読むたびにまた新たな発見があることでしょう。

 

本書の見所は題名にもある通り、

 

道徳観とビジネスを結びつけたことにあります。

 

多くの場合出世や金儲けに走るだけになりがちな現代社会を

 

論語を基とした道徳規範で律し、その結果として世の中の繁栄を築こうという

 

渋沢氏の熱い志が本書には溢れています。

 

論語というのは孔子が語った倫理観を弟子たちがまとめたものです。

 

渋沢氏は、孔子の後の儒学者達は論語について間違った伝え方をしていたと言います。

 

「金儲けは人を卑しくする」

 

この考え方に異議を唱えたのが渋沢氏です。

 

孔子は利殖が悪いとは言っていない。問題はそのやり方なのだ」

 

という信念が元になって本書は編まれました。

 

道徳とビジネス。

 

この2つの「武器」は決して足し算ではなく

 

かけ算によって乗数的に相乗効果を巻き起こすと思います。

 

車の車輪のようにどちらが欠けても前には進めません。

 

この本からはビジネス上のノウハウや知識を学ぶというよりも、

 

「金儲けは人を卑しくする」という概念に疑問を持ち実際の行動を通じて自分の信念を貫いた

 

渋沢氏の内面的な部分、道徳観を素直に学んでいくという読み方が良いと思います。

 

世界全体で見るとまだまだ成長余力のあるこの地球を舞台に、

 

この本を読んだ人の中から日本に留まらず世界の成長を支える人材が出ることを願ってやみません。

 

ご興味を持たれた方は是非ご一読下さい。

 

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さて今回の記事もいよいよ終盤に差し迫ってまいりました。

 

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今回も最後までお読み頂きありがとうございました。

 

次回の投稿でお会い致しましょう。

 

【次回予告】

次回は、山本七平氏著「指導者の帝王学をご紹介致します。お見逃しなく!

 

臥龍健(がりゅうけん)でした。