第18回おすすめ書籍発表!白取春彦氏編訳「超訳 ニーチェの言葉」
みなさんこんにちは。
臥龍健(がりゅうけん)です。
このブログでは毎回、年間に読む200冊の本の中から厳選したおすすめの一冊をご紹介していきます。
今回も素晴らしい一冊をご用意致しました。
それがこちら。
白取春彦氏編訳
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ニーチェは本名フリードリヒ・ニーチェと言います。
ドイツの哲学者、古典文献学者であり1844年に当時のプロイセン王国に生まれました。
1864年にボン大学に進み、神学部と哲学部に籍を置くことになります。
その後1869年に24歳という若さでバーゼル大学の古典文献学の教授として招聘されます。
十年で古典文献学の教授を辞職した後哲学者として病と闘いながら一生を送ります。
有名な著作では「ツァラトゥストラはかく語りき」「善悪の彼岸」「人間的な、あまりに人間的な」などがあります。
本書の構成は10個の章に分かれていて、それぞれの章にニーチェの言葉が約1ページに渡って紹介されています。
書き込みをするスペースもあり、自分が感じたことや書き残しておきたいことを書いておくこともできます。
ニーチェと聞くと、少し堅苦しいイメージを感じるかもしれません。
しかし本書は、現代に生きる我々にとって理解しやすいように現代語訳されており、
一つ一つの言葉が比較的短いため滑らかに読んでいくことができます。
この本だけでニーチェの全てが分かるという本ではありませんが、ニーチェを知る入門書として読んで頂きたいです。
私がこの本を読んでいて思ったのは、章題がとても普遍的なものになっているので
多くの人に読んで頂ける一冊になっているということです。
章題の例をあげると、「生について」「愛について」「心について」などです。
多くの人に共通する章題になっているので、書かれていることを自分事として捉えることができると思います。
この自分事として捉えられるかどうかというのがとても大事なところで、
あまりにも現実離れしている本では(SFなどそれを売りにしている本もありますが)自分事として共感できず
共感出来ないから記憶に残らないという悪循環に陥ってしまいます。
その点この本は人間として呼吸をしていれば万人にとって避けては通れないことについて書かれているので、
多くの人に共感して頂ける一冊になっていると思います。
ニーチェという人物が居たのは知っているけれど難しそうで中々手が伸びないという方に
本書をきっかけにニーチェの世界に飛び込んでみて欲しいと思います。
ご興味を持たれた方は是非ご一読下さい。
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さて、今回の記事もいよいよ終盤に差し迫って参りました。
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本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
次回の投稿でお会い致しましょう。
【次回予告】
次回は、洪自誠著 祐木亜子氏訳「中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚」をご紹介致します。お見逃しなく!
臥龍健(がりゅうけん)でした。