第19回おすすめ書籍発表!洪自誠著 祐木亜子氏訳 「中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚」
みなさんこんにちは。
臥龍健(がりゅうけん)です。
このブログでは毎回、年間に読む200冊の本の中からおすすめの書籍をご紹介していきます。
本日も、素晴らしい一冊をご用意致しました。
それがこちら。
洪自誠著 祐木亜子氏訳
「中国古典の知恵に学ぶ菜根譚」
です。
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この本の原著となった「菜根譚」は、約1600年ごろに洪自誠によって編まれた処世訓です。
日本に伝わった江戸時代より、多くの人々に読まれながらその人生を豊かなものにしていきました。
洪自誠は、儒教・仏教・道教について学んでおり、そこから得た知識をもとに「菜根譚」を書き上げました。
その努力が原著である「菜根譚」がより多くの人に受け入れられ、その人生を輝かせる所以となっています。
本書はそんな「菜根譚」を、現代人に分かりやすく、読みやすくした一冊です。
いきなり原著の「菜根譚」を読むのは難しいという人にとって入門ともなる一冊だと思います。
ここで原著「菜根譚」の著者である洪自誠について簡単にご紹介しましょう。
洪自誠は中国明代の著作家です。
本名は洪応明で、自誠は字です。
生没年は諸説あり、万暦年間(1573年から1620年)の人物とされています。
著作は今回ご紹介する本の原著となった「菜根譚」の他、「仙仏奇踪」4巻などがあります。
本書の構成は8つの部に分かれており、その中に複数の言葉が約1ページに渡って書かれています。
余白もあり、書き込みながら学ぶこともできるでしょう。
部については、人とのかかわりにについてから幸福についてなど、普遍的で多くの人にとって当てはまる内容になっています。
原著は明代に書かれた本でありながら、現代でも活用することができる言葉が溢れています。
なぜ現代にも通じるものがあるのかというと、それは洪自誠が人間に焦点を当てているからだと思います。
時代が移り変わると同時に、技術は日夜進歩してライフスタイルも物質的な面も変わっていくでしょう。
しかし、そこにいるのはいつでも人間です。
どんなに時代が移り変ろうとも、人間の心は普遍であり、変わりようがありません。
嬉しければ喜ぶし、悲しければ泣くし、苛立てば怒ります。
そんな普遍的な人間の心に焦点を当てているからこそ本書は時を超えて多くの人に読み継がれているのだと思います。
読書は時間も場所も超越します。
現代に居る私たちでも中国で数百年前に書かれた本書を学ぶことができるのは本当に幸運なことです。
この本を知ったという幸運を逃さずに、是非お手元に置いて事あるごとに読み返し、一生にわたって本書を味わって頂ければと思います。
ご興味を持たれた方は是非ご一読下さい。
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さて、今回の記事もいよいよ終盤に差し迫って参りました。
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今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
次回の投稿でお会い致しましょう。
【次回予告】
次回は、池田貴将氏著「覚悟の磨き方 超訳吉田松蔭」をご紹介致します。お見逃しなく!
臥龍健(がりゅうけん)でした。