第12回おすすめ書籍発表!岡本太郎氏著「今日の芸術 時代を創造するものは誰か」
みなさんこんにちは。
臥龍健(がりゅうけん)です。
このブログでは毎回、年間に読む200冊の本の中から厳選した一冊をご紹介致します。
ということで、本日も素晴らしい一冊をご用意致しました。
それがこちら。
岡本太郎氏著の
「今日の芸術 時代を創造するものは誰か」
です。
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岡本太郎氏は日本を代表する芸術家の一人で、
1911年に神奈川県でご生誕されました。
フランスに渡りパリ大学哲学科を履修し、
1930年から1940年までをフランスで過ごします。
絵画、彫刻、陶芸、写真、書道などあらゆる分野でご活躍されました。
代表作には、
「傷ましき腕」、
「重工業」、
「明日の神話」、
「マミ会館」、
「太陽の塔」などがあり、
1984年と1989年に芸術文化勲章(フランス)を授与されます。
書籍も多数執筆されており、今回ご紹介する「今日の芸術 時代を創造するものは誰か」
もその中の一冊になります。
本書は6つの章から成り立っており、
それぞれの章に複数の節、項が組み合わさって成り立っています。
この本は1954年に執筆された本ですが、
その内容と迫力は現代においても学ぶべきところが満載です。
私の感覚、感想ですが、
その道の一流と呼ばれる人は自分が極めようと思った分野を通して
人間としてのあり方や人生論や哲学にその技術を昇華させることができる面を持ち合わせています。
著者の岡本太郎氏もその一人。
本書の題名や岡本氏の経歴から
本書は芸術の道を志す人でないと読めない本なのかと思いきや、
全くそうではありません。
たとえ芸術について何も知らなくても、万人に読んで学んで頂ける一冊になっています。
それは著者である岡本太郎氏が
人生をかけて芸術の道を高度な思想のレベルにまで昇華した結果だと思います。
たとえば、子供が描く絵とピカソの絵は似ているがどこが違うのかなど、
芸術を鑑賞する上でも自分の内面的な豊かさを広げてくれる言葉に溢れています。
また、例外なく芸術の道を志す人はこの本は必読書だと思います。
時代は経ても変わらない人間単位の哲学のあり方がこの本からは学ぶことができます。
岡本太郎氏の1人の人間としてのエネルギー、迫力、哲学。
それらがこの本の中にはぎっしりと詰まっています。
ご興味を持たれた方は是非ご一読下さい。
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さて、今回の記事もいよいよ終盤に差し迫って参りました。
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本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
次回の投稿でお会い致しましょう。
【次回予告】
次回は、新渡戸稲造氏著 奈良本辰也氏訳・解説「武士道」をご紹介致します。お見逃しなく!
臥龍健(がりゅうけん)でした。